コンテンツマーケティングとは
IT
コンテンツ is king
コンテンツマーケティング
-概要・目的・手段-
IT
- 2015.07.06 -
コンテンツマーケティングの概要
コンテンツマーケティングとは、国や視点等によって、定義が様々です。
しかし、Webサイトを媒体とした場合、簡略に要約すれば、概ね以下が目的となると思われます。
- ・消費者(サイト閲覧者)に何らかの便益を提供し
- ・自社/商品のファンを作り、
- ・商品購買に繋げること
以下では、企画・分析のポイント等を見ていきます。
コンテンツマーケティングの具体例
私たちは、無意識的にコンテンツマーケティングを行っています。
例えば、HP等に掲載する情報は、概ね、何らかのメリットを閲覧者に与えています。
何か調べものをしたい場合、ネット検索すれば、情報を気軽かつ大量に取得できます。
また、SNS等に参加すれば、「つながり感」を得られるかもしれません。
このように、利用者に何らかの便益を与え、ファンを作る。
これを、直接/間接的に企業利益へと繋げていくのが、コンテンツマーケティングです。
例えば、以下のような手法が見られます。
- ①無料ゲームコンテンツの配信
- ②中古車買取の簡易査定アプリ
- ③会員専用サイトでのお役立ち情報配布
①では、「面白い」と感じた利用者が、情報を拡散してくれるかもしれません。
そうすれば、企業や製品ブランドをより多くの人に認知させることができます。
②では、中古車買取の査定処理が面倒で躊躇していた人を動かすかもしれません。
思わぬ高額査定に、問合せてみようという気持ちにさせます。
③では、会員登録を通じて、ロイヤリティを高めるかもしれません。
ここでしか得られないという、お得感も醸成できます。
コンテンツマーケティングの注意点
コンテンツマーケティングで注意すべき点は以下のとおりです。
- (A)目的を設定する
- (B)利用者目線で考える
- (C)効果を測定する
以下にて各々見ていきます。
コンテンツマーケティングの目的設定
コンテンツマーケティングでは、(A)目的設定が必要です。
例えば、以下のようなものが挙げられます。
- ①商品購買に繋げる
- ②SNSでの情報拡散を図る
- ③アフィリエイト収入を得る
それぞれの目的で、設置すべきコンテンツ量・内容は異なると思われます。
一例として、釣具の製造販売会社で、各々の目的達成に有効なコンテンツを考えてみます。
- ①:商品詳細説明、釣具の種類や使い方の紹介、クーポン配付等
- ②:各地釣り大会のレポート、釣り場情報の提供等
- ③:釣りを始めとした、アウトドアレジャー関連情報を扱うポータルサイト等
コンテンツマーケティングと利用者目線
コンテンツマーケティングでは、(B)閲覧/利用者のニーズを満たす、という点に留意します。
まず、意識したいのが、「誰をターゲットにコンテンツを提供するのか」です。
ターゲットの年齢、性別、性向等により、用意すべきコンテンツやデザインは異なります。
例えば、宝石の販売でも、男性用/女性用、10代向け/30代向け、では異なるでしょう。
次に、「なぜ自社のコンテンツを選ぶのか」です。
web上には、類似コンテンツが幾つも存在します。
では、なぜ、自社サイトのコンテンツが選ばれるのでしょうか。
SEO等の技術もありますが、重要なのは、自社独自の価値があるからと思われます。
ここでいう、自社独自の価値とは、いわゆる「自社の強み」だけではありません。
コンテンツを通じ、ユーザーに与えられる様々な便益が該当します。
コンテンツ企画/開発では、利用者目線で考えることが、重要なポイントです。
コンテンツマーケティングと効果測定
コンテンツの公開後は、(C)コンテンツがもたらした効果の測定、を行います。
コンテンツマーケティングでは、その目的によって、測定方法も異なります。
例えば、SNS等での情報拡散が目的であれば、シェアされた割合をCVRに設定します。
また、商品購買が目的であれば、購入者数をCVRに設定します。
(CVRについては、CVRとは【Webマーケティング】をご参照下さい。)
そして、効果検証は、過去自社で企画した、類似コンテンツとの比較が簡便で確実です。
過去事例をベンチマークとして、良かった点/悪かった点を分析し、改善につなげます。
例えば、過去と比べ購入者数は増えたが、買上げ点数が減った場合はどうでしょうか。
セット販売企画、誘引導線、ユーザビリティ等に問題があったかもしれません。
なお、効果の測定には、Googleアナリティクスが便利です。
アドバンスセグメントでは、任意の条件でデータを絞り込めるので、詳細分析に役立ちます。
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