セールスコピーとwebコピー~その2~
IT
超セールスコピー!
webコピーへの応用
-注意点-
IT
- 2015.07.06 -
セールスコピーのweb応用
セールスコピー初心者は、3要点に留意する旨、前回解説しました。
(詳しくは、セールスコピーとwebコピー~その1~をご参照下さい。)
ところで、セールスコピー技法は、紙面等幅広い媒体で利用されます。
しかし、web媒体には独自の特徴があるため、テクニックの応用が必要です。
以下では、3点に絞って、webコピーの内容を見ていきます。
webコピーで特に押さえるべきポイント
専門書などで紹介されているwebコピーのポイントは幾つかあります。
しかし、初心者が意識したい点は、以下の3点です。
- ・読者の視線はF字になる
- ・キーワード頻出率
- ・ユーザーはワガママ
読者の視線はF字になる
セールスコピーは、短文から長文まで、様々な字数のタイプがあります。
紙媒体で長文の場合、読者の視線は以下となります。
上図のように、「Z」の字状に視線が移動します。
一方、webコピー(例えば、HP)の場合、は「F」字上に視線が移動します。
紙媒体では一応、隅までチェックされますが、webコピーでは、流し読みです。
この現象に沿えば、Fの導線上にキラーコピーを配置することになります。
また、SEOを加味すれば、対策ワードは、なるべく先頭に配置されるでしょう。
(対策ワードとは、SEO対策したいセールスコピーの単語を指します。)
さらに、web独自の、h1、h2タグ等に入れるべきwebコピー選定が必要となります。
キーワード頻出率
紙媒体の場合、キーワード出現率について、それほど神経質になる必要はないかもしれません。
(ここでいうキーワードとは、SEO対策したいセールスコピーの単語を指します。)
ですが、webコピーの場合、一定の考慮が必要です。
キーワード出現率(Kr)とは、以下の公式で求められた数値です。
- Kr=キーワード数÷ページ内単語総数
理想数値には諸説あります。
一般的には、5%程度でしょうか。
ただ、比率はほとんど意味はないという見解もあります。
個人的には、サイト内容をある分野に特化させるほど、Krは自然増加するはずです。
よって、一定量は目安として必要かと思います。
なお、Krは高過ぎることにならないよう、注意すべきです。
なぜなら、Googleよりスパムと認識される可能性があるからです。
- ・ページ内容は品質重視
この原則を忘れず、Krにも配慮できれば、ベターではないでしょうか。
ユーザーはワガママ
紙媒体と異なり、web閲覧者は、ワガママです。
自己に興味のない記事の場合、即サイト離脱します。
web上では情報が氾濫し、かつ無料で簡単検索できますから、致し方ないことです。
そこで、上述F字理論等に基づき、瞬時にユーザーの関心を掴む必要があります。
一説によると、ユーザーが直帰するか否かは、閲覧開始後、3秒以内に決まるそうです。
そのため、コピー配置、画像との組み合わせ、等のアイキャッチー戦略も重要となります。
さらに、SEO対策も考えるならば、meta discriptionタグの工夫も必要です。
meta discription最適化は、検索順位上昇に関係ないと言われています。
しかし、クリックするのは人間です。
読み手にとって、魅力的セールスコピーでなければ、上位検索されてもクリックされません。
本文のみならず、meta discriptionのwebコピーにも配慮します。
セールスコピーとwebコピーまとめ
セールスコピーの考え方はweb制作でも役立ちます。
応用には、SEO上の注意点を加味すれば、良いでしょう。
しかし、無知であれば、 webデザイナーとコピーライター間で衝突もあるかもしれません。
両者の観点を併せ持てれば、より良いサイトが出来ると思います。
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