seoのために、html5化すべきか
IT
HTML5化すべきか?
googleはどう考えるか
-SEO対策有利-
IT
- 2015.07.06 -
html5とは
html5とは、2014年に正式リリース(勧告)された、新しいHTML言語です。
従前の規格:html4は、1997勧告ですから、実に、17年ぶりの新規格となります。
そのため、2014年以前のHPは、html4対応が多いでしょう。
では、seoという観点において、既存のHPをhtml5対応させるべきでしょうか。
以下で有利性を検討してみます。
html5の特徴
html5の特徴には、以下のようなものが挙げられます。
- ①リッチコンテンツの容易な実現
- ②構造の意味付け
①は、動画や音声等を特別なソフト無く、再生できるものです。
従前、再生には、Adobe社のFlash等のプラグインが必要でした。
しかし、html5では、プラグイン無しで、再生が可能となります。
(そのため、Flashは今後消えてゆくと予想されます。)
②は、ページの文書構造に意味を持たせるものです。
従前、ページレイアウトは、全てdivタグで構成されていました。
しかし、html5では、各div(に代わるタグ)に意味付けがなされています。
例えば、<header>タグは見た目も文書構造上もヘッダーと認識されます。
html5とseoの関係
seoという観点で、html5と関係がありそうなのが、上記②です。
構造の意味付けで、検索エンジンは正しく文書構造を理解できるようになります。
そのため、人間特有のseoテクニックが看破されるかもしれません。
例えば、以下の場合ではどうでしょうか。
- A)copyrightの部分へseo対策キーワードを詰める
- B)ページ全体に満遍なく対策ワードを散布/出現率調整する
上記Aで、small要素を付与すれば、コンテンツの趣旨と無関係と捉えられるかもしれません。
上記Bで、section,article,aside,divに優劣が付けば、対策の再検討が必要です。
クローラーが文書構造を理解すれば、可能性は否定できません。
また、検索エンジンにとっても、ページ内容を正しく理解できることにデメリットは無いはずです。
検索エンジンが重視するもの
検索エンジンは、ユーザビリティを最重視すると言われています。
つまり、サイト閲覧者への、良質な情報提供が、検索エンジンの命題です。
その観点では、html5のメリットは、以下が考えられます。
- ①検索エンジン側で、より精密な情報ランク付けが可能に
- ②動画コンテンツ等の軽量化→読み込み速度向上
- ③セキュリティ強化→信頼性向上
- (Adobe社、今後のFlash開発一部停止)
一方、デメリットは以下が考えられます。
- ④html4等の相対ランク低下→本来良質だったコンテンツ排除の可能性
- ⑤一部旧式ブラウザに対応不可
現状、検索エンジンが重視しているのは、上記④だと思われます。
よって、html5が「特別に」有利だとの推定は困難です。
seoの観点まとめ
seoという観点の場合、「当面は」html5化に有利/不利はないと思われます。
しかし、デファクトスタンダードになる時は近いと予測され、いずれ対応は必要です。
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